スクアレンの6つの作用

免疫強化作用

免疫強めるスクワレン
 スクワレンは、リンパ節、骨髄、副腎、肝臓など免疫担当細胞に多く分布し、生体防御を高めるとともに、私たちの身体を守る防衛力、つまり免疫機構の主役であるTリンパ球・Bリンパ球・マクロファージの活性を促進します。


細胞賦活作用

からだをイキイキとさせます。
 すなわち、元の戻ろうとする力が強くなり、細胞や皮膚の肉芽の発達を促進させるものと考えられます。

スクワレンは、コレストロール・ステロイドの前駆物質です。
 人間のからだは、約60兆の細胞から成り立っています。ひとつひとつの細胞は細胞膜におおわれていて、細胞膜がないと生きていけません。この大事な細胞膜の主な構成物質がコレストロールで、コレストロールはスクワレンから作られるのです。

コレストロールの一部は、ステロイドホルモン(副腎皮質ホルモン・性ホルモン)に変わっていきます。
 内分泌機能、とくにホルモンを調整する働きが悪くなると、自律神経の失調が原因と考えられる病気にかかりやすくなります。

コレストロールは、食品として採り入られるものと、体内でスクワレンから作られるものとがあります。
 食品として採り入られるものは、動脈硬化をおこしやすいβ−コレストロール(L・D・L)となります。また、スクワレンから作られるものは、動脈硬化を改善、予防するα−コレストロール(H・D・L)となります。


浄化作用(抗酸化作用)

からだの中で、有害な過酸化脂質ができるののを防止します。
過酸化脂質とは
 過酸化脂質とは、不飽和脂肪酸の酸化によってできるもです。過酸化脂質のすべてとはいえませんが、大部分はからだにとって有害で、ビタミン類を破壊したり、酸素の作用をなくしたり、ホルモンと結びついてその効果を失わせたりします。

リボフスチンは老化の原因
 過酸化脂質が血液中のリボタンパクと結びついてできるのがリボフスチンです。リボフスチンは老化の原因と考えられている物質で、一度でできると細胞の中に居座ってしまい、溶かして外へ運び出すことがなかなかできません。このリボフスチンが脳や手足、内臓の細胞に付着するのが、老化現象です。
 脳は、他の臓器に比べ、とくに脂質量の多い臓器で、リノール酸などの不飽和脂肪酸を大量に含んでいます。この不飽和脂肪酸は非常に酸化されやすく、酸化されると過酸化脂質となり、過酸化脂質はリボタンパクと結びついてリボフスチンとなり、脳の細胞に付着すると老人の「ボケ」の原因となります。恍惚寸前では遅すぎます。健康なうちに健康を守るようにすることが大切です。

スクワレンの二重結合
 スクワレンは6個の二重結合をもった不飽和炭化水素で、この6個の二重結合が体内で重要な働きをします。
 すなわち、余分に酸素と結びついている物(過酸化脂質)から酸素を奪いとって、元の形(不飽和脂肪酸)にもどす働きをします。また、酸素不足のところへ酸素を供給する働きもします。


鎮痛作用

痛みをおさえます。
 スクワレンは分子式は 、C3050で、これは(C+Hと同じで、ハイドロ基があります。
 このハイドロ基に鎮痛作用があり、このため痛み、痒み、火傷の特効薬となるのです。漢方では鮫玉として利用されています。


殺菌作用

いろいろな菌と戦います。
 スクワレンは分子式は 、C3050で、これは(C+Hと同じで、鎖状トリテルペノイドの形です。スクワレンはテルペンを基本骨格としています。
 テルペン属が殺菌作用を持つことは古くから知られています。Invitroで、スクワレン濃度は70%で、大腸菌、赤痢菌、緑膿菌、黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌、鷲口蒼カンジタ菌に対して、その発育を完全に阻止します。白癬菌に対しては、10%濃度で発育を完全に阻止します。


浸透作用

併用薬の効果を高めます。
湿布した場合
 スクワレンは、1秒間で2.0mmの浸透力があります。皮膚はバリヤゾーンで防御されていますので、薬剤を湿布したとき深部まで浸透しませんが、スクワレンを併用すると深部まで浸透させることができます。そのため、併用薬の効果を増大させるのです。

内服した場合
 内服した場合でも、スクワレンは細胞膜の浸透性を高めますので、併用薬の効果を増大させます。
 

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